予祝御祭2025橿原神宮
12月21日、冬至の日。
橿原神宮で行われた、世界的書家・紫舟さんによる**「予祝御祭」**へお誘いいただき、参加させていただきました。
受付を済ませると、紙と筆ペンを手渡され、 それぞれが「予祝」—— これから叶えたい未来、すでに成就したかのように祝う言葉を静かに書き記します。
その後、桜の木の植樹が行われ、 自分で書いた予祝の紙を、その桜の根元にそっと埋めてきました。
冬至という、一年で最も昼が短く、ここから再び光が満ちていく節目の日に、 未来への想いを大地に託す—— とても意味深く、心に残る時間でした。
これから先、橿原神宮を参拝するたびに、 「あの桜はどう育っているだろうか」 「書いた予祝は、どこまで現実になっているだろうか」 そんな楽しみが、ひとつ増えた気がします。 季節とともに、桜とともに、 自分自身の歩みも重ね合わせながら、またこの場所を訪れたいと思います。
昨日は、本社スタッフ3名と一緒に、 以前から大変お世話になっている方をお招きし、 新商品開発についてご相談させていただく夕食会に参加しました。
食事を囲みながら、これまでの経験や知見を惜しみなく共有していただき、 改めて多くの学びと気づきを得ることができました。
こうして直接お話をしながらアイデアを膨らませていける時間は、 やはりとても貴重だと感じます。
今回の新商品開発では、 靴下を手に取ってくださった方が、今より少しでも笑顔になれることを 何より大切にしたいと考えています。
履いた瞬間の心地よさ、使い続けることで感じる安心感、 そして「これを選んでよかった」と思っていただけるような商品を目指しています。
多くの方のお力添えをいただきながら、 三笠らしい価値のある商品を形にしていけたらと思います。
今後の開発の進捗が、今からとても楽しみです。
ホノルルマラソン2025
今年で10回目となるホノルルマラソンを、無事に完走しました。
走り終えて、改めて感じたのは、 **「続けることの力」**です。
年齢を重ねるにつれ、速さや記録を追いかけるよりも、 スタートラインに立ち、最後まで無理をせずに自分の足で走り切ること自体に 大きな意味があると感じるようになりました。
日々の仕事も同じで、 一気に結果が出ることばかりではありません。
それでもコツコツと積み重ね、立ち止まりながらも前へ進むことで、 気がつけば10年、20年と続いていく—— 今回のレースは、そんなことを改めて教えてくれました。
そしてもうひとつ強く感じたのは、 「体は正直だ」ということです。 日頃の体調管理やトレーニングの積み重ねは、 レース本番で必ず結果として表れます。
今年は昨年よりも体調も良く、タイムも改善できたことで、 その事実をあらためて実感しました。
来年も、またこのスタートラインに立てるよう、 無理をせず、楽しみながら走り続けたいと思います。
次の10回目に向けて—— いや、11回目のホノルルマラソンに向けて、 また一年、日々を大切に積み重ねていきます。
今年のホノルルマラソンは過去最高の出場者で、エントリー数:全体:42,962人 (うち日本人11,984人)との発表でした。
数字が示す通り、まさに世界中のランナーが集まる一大イベントでした。
ゼッケンを受け取りに行ったコンベンションセンターには、 スタート前とは思えないほどの熱気があふれ、 会場内では多くの選手がスポーツグッズを手に取り、思い思いに買い物を楽しんでいました。
特に印象的だったのは、 今年は靴下を販売するお店が明らかに増えていたことです。
ランナーにとって靴下は、走りの快適さを左右する重要なアイテム。 改めて、その市場の広がりと可能性を強く感じました。
こうした光景を目の当たりにすると、 新しく開発したスポーツソックスを、 このホノルルマラソンという舞台で紹介し、実際に履いてもらう—— そんな未来のイメージが自然と浮かんできます。 走る人が集まり、世界中から注目されるこの場所は、 商品を届けるだけでなく、 想いやストーリーを伝える場としても、これ以上ない舞台です。 いつか近い将来、ホノルルマラソンの会場で三笠の靴下を手に取ってもらえる日が来ることを夢見て、 また一歩ずつ、ものづくりを続けていきたいと思います。
コットンサミットで発表した三笠の挑戦
11月15日に奈良県天理市で開催された「コットンサミット」で、三笠が行った活動発表の映像が、YouTubeにアップロードされていました。
今回の動画では、工場長が三笠の取り組む 「めんかちゃんプロジェクト」への想いと、その背景にあるストーリーを とても丁寧に、そして熱く語ってくれています。
奈良の綿花栽培を現代に蘇らせ、 子どもたちや地域の方々と一緒に未来へつなぐ取り組みが、 どのようにスタートし、どこへ向かっていくのか—— その核心がよくわかる内容になっています。
三笠がなぜこのプロジェクトを大切にしているのか。
そして、この活動が新工場を中心にどんな未来を描いていくのか。 とても分かりやすくまとめられていますので、 ぜひご覧いただけると嬉しいです。
昨日は奈良工場と西日本営業所で、 そして本日は本社と物流センターのスタッフの皆さんと面接をさせていただきました。
今後の三笠に活かせる貴重な意見を聞かせてくれたり、 今感じている問題点や改善してほしい点を話してくれたりと、 とても有意義な時間になりました。
いただいた声は、決してそのままにせず、 各事業所の場長とも相談しながら、 改善できることから順にしっかり取り組んでいきます。
現場で働くスタッフの声こそ、 会社をより良い方向へ導く一番のヒントです。
今回いただいた意見を、これからの三笠の力に変えていきたいと思います。
360度の絶景とともに進む新工場——最新の空撮を!
工場長が、12月6日に撮影した新工場の建設現場の動画を 社内の共有サーバーにアップロードしてくれていました。
最近はドローン撮影の腕もどんどん上がっていて、 今回の映像も非常に安定しており、とても見応えがあります。
特に、快晴に恵まれた奈良盆地の風景が360度広がる空撮シーンは圧巻で、 新工場の姿だけでなく、周囲の雄大な景色も一望できます。
ぜひ最後までご覧いただき、この場所がどのように完成へ向かっていくのかを 一緒に感じていただければ嬉しいです。
明日の朝一番で奈良工場へ向かうため、今日は大阪・上本町のホテルにチェックインしました。
本来であれば、明日の早朝に出発して日帰りすることも考えましたが、 最近は中国の観光客が減った影響なのか、また万博後の反動なのか、 大阪のビジネスホテルの価格もようやく以前の水準に戻ってきたように感じます。
せっかくなので、今回は無理をせず前泊して、少し体をラクにしてから明日に臨むことにしました。
明日は、賞与の明細をお渡しし、 工場スタッフと西日本エリアのスタッフ全員と面談をさせていただく予定です。
一年の締めくくりとして、直接顔を合わせながら話ができることを楽しみにしています。
紅葉の二上山を背に、新工場が形に‼
昨日は、新工場の建築現場で行われた定例会に出席しました。
現場に足を踏み入れると、ついに鉄骨が組み上がり、建物全体の骨組みが姿を現していました。
図面で見ていた大きさとは違い、実際に目の前に立つと迫力があり、 「この規模の工場が本当にできるんだ」と胸が高鳴りました。
定例会のあと、現場の方に案内していただき、 建物内部の3階部分に上がって見学することができました。
鉄骨の間から差し込む光と、建設途中ならではの空気感に触れ、 完成後の姿を想像すると自然とわくわくしてきます。
(写真は、そのとき撮影していただいたものです。) 私の後ろには、ちょうど紅葉が見頃を迎えた二上山が美しく広がり、 思わず見入ってしまうほどの絶景でした。
完成後、屋上からどんな景色が見えるのか——今からとても楽しみです。
予定どおり工事が進めば、 2026年2月3日に安全な状態で上棟式を迎えられる見込みとのこと。
その日を想像するだけで、またひとつ楽しみが増えました。
今朝のジョギング終了後は、約2カ月ぶりに橿原神宮と神武天皇陵を参拝しました。
静かな朝の空気の中を歩きながら、久しぶりにこの場所に戻ってこられたことに、 不思議な清々しさを感じました。
今回は、大和高田で建設が進む新工場の進捗をご報告するとともに、 来年2月に執り行う予定の上棟式が無事に迎えられるよう、しっかりとお願いもしてきました。
橿原神宮は“日本始まりの地”とも言われる特別な場所。
その神域で新たな挑戦の成功を祈る時間は、 まるでプロジェクトが歴史の流れの中へとつながっていくような、 深い意味を感じさせてくれました。
上海のニュースに蘇った、2010年“あの悪夢”
日中関係が再び緊張し始めている中、昨日のニュースに衝撃を受けました。
中国・上海市で28日に開幕したアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」など日本の人気キャラクターをテーマにしたイベントで、日本人アーティストの歌唱途中に突然、公演が強制中断されたというのです。
さらに、浜崎あゆみさんは上海で予定されていたコンサートが突然中止になり、無観客のまま一曲目からアンコールまで全てを歌い切り、会場を後にしたことも報じられていました。
その状況を想像するだけで胸が痛くなります。
このニュースを見て、私の頭に蘇ったのが2010年の上海万博の年に起きたあの悪夢です。
尖閣諸島問題によって急激に日中関係が悪化し、楽しみにしていた上海SMAP公演が直前で中止になりました。
2010年9月22日のこのブログにも書きましたが、上海スタッフの知り合いのメディア関係者の方が、なんと最高の席のチケットを4枚も手配してくださり、チケットもすでに送られてきていました。
さらには、お客様の為に会場の上海体育館が窓から見えるホテルの部屋まで予約していて、万全の準備で当日を待っていたのです。
それだけに、公演中止の知らせを聞いたときの落胆は、言葉では表せないほど大きなものでした。
今回のニュースを見て、あの複雑な気持ちが久しぶりに胸の奥からふっと浮かび上がってきました。
これがそのチケットです。(アリーナの前から9列目でした。)

こうして今回の出来事をブログに書きながら、ふと気づきました。
この社長ブログも、2009年からよく続いているなぁ……と、改めて自画自賛しています。
そもそも最初は、スタートアップ支援会社「ドリームゲイト」のホームページ内に開設していたもので、 アクセスランキングを競う仕組みがあったため、何度かランキング1位もいただきました。
しかし数年前にドリームゲイトの社長ブログ自体が閉鎖されることになり、 「この記録を消すのはもったいない」と思い、費用をかけて自社ホームページへ引っ越ししました。
今振り返ると、あの時にブログを移設して本当に良かったと思います。
こうして過去の記事を読み返すことで、当時の景色や感情が鮮明によみがえってくるからです。
2009年より前も、実はアメブロが始まった初期の頃から匿名でブログを書いていました。
いろいろな事情があり閉鎖してしまいましたが、実は「上海ブログ村」でもかなり人気のあるサイトでした。
上海での生活やビジネスのことを書いていて、多くの方に読んでいただいていたのを覚えています。
今回のニュースを見て蘇った2010年のSMAP上海公演中止の記憶も、 過去の記事を読み返すことで、あの時の感情がさらに鮮明になりました。
記事➡️ここをクリック!を読み返すと、 楽しみにしていたあの時間、突然の中止の衝撃、そして上海という街に対する複雑な思いが 当時のままの形で残っていました。
ブログというのは不思議なもので、 **その時の自分を未来の自分が救ってくれるような、“記録の力”**があります。
これからも、できる限り続けていきたいと思います。
鉄骨が描く未来予想図——新工場の“いま”を上空から
鉄骨の建て方が始まってから、新工場の建設現場を毎日ドローンで撮影してもらい、三笠の共有サーバーへアップしてもらっています。
朝サーバーを開くたびに「今日はどこまで進んだだろう?」と、まるで成長日記を見るような気持ちになります。
前回のドローン動画から、まだたった2日しか経っていないのですが、 現場の様子があまりに劇的に変わっていたので、思わず再度YouTubeにアップしました。
今回は、新工場全体の骨組みが一気に組み上がり、 その奥には奈良盆地の雄大な景色が広がっています。
陽を浴びた鉄骨が影を落とし、まるで未来へ向かって伸びていくような光景でした。
この動画を見て、私自身、言葉にならないほどワクワクしています。
長い時間をかけて準備してきたプロジェクトが、いま“立ち上がっていく”瞬間に立ち会えている—— そんな実感が胸いっぱいに広がっています。

12月3日(水)午前10時より3日間**本社駐車場にて恒例の「年に一度の在庫処分バーゲン」**を開催いたします。
今年も、日頃の地域の皆様への感謝を込めて、 お買い得な靴下を多数ご用意しております。
これからの季節にぴったりの“あったか靴下”はもちろん、 スポーツソックス、婦人・紳士用、五本指ソックスなど、 さまざまな商品を特別価格でご提供いたします。
ぜひこの機会にお越しいただき、お気に入りの商品を見つけてください。 皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
古墳時代の井戸を再利用!!
奈良の新工場建設地で、思いがけない“歴史からの贈り物”が見つかりました。
建設前の発掘調査で、なんと古墳時代に使われていた三つの井戸が確認されたのです。
※古墳時代=3世紀後半から7世紀ごろまで(近くには、5世紀前半に作られた築山古墳があります。)
しかも驚くべきは、その井戸の水温。 一年を通して“約15℃”を保つという、まるで天然の冷水装置のような存在でした。
専門の業者さんに調査を依頼したところ、 「この安定した水温なら、工場の冷房や設備冷却に“再利用”できますよ」 という、歴史ロマンあふれる答えが返ってきました。
弥生時代の井戸が、二千年の時を超えて 令和の最先端オープンファクトリーの一部として再び息を吹き返す—— そんな夢のあるプロジェクトが、今まさに動き出しています。
すでに専門業者さんとも契約を交わし、この“古代の資源”を現代技術でどう活かすか、具体的な設計に入っています。
そして先日、工場長がドローンで撮影してくれた最新動画を見て、思わず声が出ました。
ついに—— 新工場の“輪郭”が、はっきりと姿を現してきたのです。
上空からの映像は迫力満点で、 「え、これ本当に三笠の工場!?」 と自分でツッコミたくなるほど(笑) すでにワクワクを通り越して、少し感動してしまいました。
建設が始まってから、土地の問題や天候、発掘調査など 本当にいろんな壁にぶつかりました。
そのたびに工期は伸びていき、正直「間に合うのか…?」と心配した時期もあります。
でも—— いま形が見えてきた新工場は、その時間の分だけ“重み”と“期待”が増している気がします。
柱が立ち、骨組みがつながり、建物の影が地面に落ちる。
そのひとつひとつが「未来の三笠」を形づくっていくようで、 画面を見ながら思わず胸が熱くなりました。
ぜひ“空から見る新工場”を体験してみてください。
これからどんな姿に仕上がるのか、私自身も本当に楽しみです。
中国でのSNSショート動画
上海三笠スタッフから、一本のショート動画が送られてきました。
なんと 中国代理商と上海JETROさんが共同で、三笠の「タフランナー」PR用ショート動画を制作してくれたとのこと。
中国国内では、まだまだ 5本指ソックスの認知と浸透が難しい市場ですが、 こうして現地のパートナーの皆さんが、SNSで拡散するための動画を作ってくれたというのは本当に心強い動きです。
今回のPR動画をきっかけに、 中国国内でも5本指ソックスの新しいブームが起きてくれれば—— そんな期待を抱かずにはいられません。
三笠の技術と想いが、海を越えて届く日が一歩ずつ近づいていると感じました。
本日まで、東京ビッグサイト南3・4ホールで開催されている 「よい仕事おこしフェア」に、奈良県立医科大学さんのブースにて、共同開発をさせて頂いた三笠の手指機能強化手袋 『にぎるくん』 を展示しています。
医大さんのブースに“にぎるくん”が並んでいるのを見ると、 ついに医療系の商品の販売を開始できた!という気持ちになり、 開発当時の苦労とワクワクが一気に蘇ってきます。
今日はこれから、私も会場へ向かいます。
どんな反応があるのか、どんな質問をいただけるのか、 そして“にぎるくん”を手にした来場者の方がどんな表情をされるのか…… すべてが楽しみです。
ビッグサイトの広い会場で、奈良の会社が開発した手袋が企業の皆さまにどう映るのか── まさに“リアルな声を聞ける貴重な1日になりそうです。
新工場、ついに鉄骨建方スタート!!
昨日、工場長からLINEが届きました。
「鉄骨の搬入が始まりました!」というメッセージとともに、 現場の写真と動画が送られてきました。
ついに、新奈良工場の“建て方”がスタート――。
長い準備期間を経て、いよいよ建物が空へ向かって立ち上がり始めました。
動画の中でクレーンに吊られた鉄骨が組まれていく様子を見ながら、 思わず「おぉ〜!」と声が出るほどワクワクしました。
当初は、12月に鉄骨が組み上がったタイミングで棟上げ式を行う案もありましたが、 安全面も考慮し、床が仕上がる2月に“棟上げ式”を行うことに決定しました。
しっかりと土台が整ったうえでの上棟は、より安全で、より記念すべきものになるはずです。
長い間、図面の中でしか存在していなかった新工場が、 ようやく“輪郭”として現れ始めました。
鉄骨が一本一本空へ向かって組み上がる姿は、 まさに私たちの未来がカタチになっていくようで、胸が高鳴ります。
ここからどんどん建物が立ち上がっていきます。
ホールガーメントも、SPF-Wも、ロナティK式も、 世界に誇る技術を支える新しい舞台が、着実に姿を現しつつあります。
完成した姿を想像するだけでワクワクが止まりません。 引き続き、進捗を楽しみにして頂ければ嬉しいです!
上海出張2日目。 今回は、事務所近くに借りていたマンションが無くなってしまったため、 中心部に近いホテルに宿泊しています。
事務所へ行くには少し時間がかかりますが、 移動は便利で値段もリーズナブル。
街の空気も違って、久しぶりに“旅行気分”も味わえて、これはこれで悪くありません。
午前中、上海スタッフから 「肌着関係の良い工場を見つけたので、ぜひ見てください!」 と言われ、サンプルを見せてもらいました。
ところが…… その中には、なんと日本でよく知っている有名ブランドの製品も混ざっていてビックリ! 「えっ、これってまさか……!」という感じで、 思わずスタッフと顔を見合わせてしまいました。
来週、中国出張予定の部長にも紹介したいと言われたので、 私は軽く笑いながら一言。
「それは……部長にお願いします(笑)」 まるで“うまくバトンを渡す”ように、 華麗にその場を“逃げ”ました。













