紫舟さんから上海展のご報告
今朝メールを出勤してメールを確認したところ、書家の紫舟さんから上海で開催された展覧会のご報告が届いていました。
この上海の展覧会は現地でも大きな話題となり、さまざまなメディアで取り上げられたそうです。
私も、この展覧会を上海で実際に拝見してきました。
書と光、音が融合した空間は圧巻で、作品一つひとつに込められた想いが 静かなのに力強く、心に深く響きました。
会場全体が“祈り”と“生命の輝き”に包まれたような、忘れられない時間でした。
中国最大のメディア「テンセントニュース」で紹介された映像が 紫舟さんのYouTubeチャンネルに公開されていますので、
ここに埋め込みました。
昨日は、新奈良工場の現場にて定例の打ち合わせに参加しました。
現場では、これまでの基礎工事が着実に進み、少しずつ“工場の輪郭”が見えてきました。
11月にはいよいよ鉄骨の組み上げが始まります。
図面の中で見ていた建物が、実際の高さと奥行きをもって立ち上がっていく―― その瞬間を想像するだけで胸が高鳴ります。
そして、12月初旬には**棟上げ式(上棟式)**を行う予定です。
多くの方々の協力と支えのもと、ようやくここまで辿り着くことができました。
現場には、職人さんたちの真剣な眼差しと、ものづくりの現場特有の緊張感、 そして“新しい歴史をつくる”という誇りが漂っています。
新工場は、最新の設備と環境技術を備えた次世代型の“夢の工場”として、 奈良から世界へ発信する新たな拠点になります。
これからますます形になっていく姿を、しっかりと見届けたいと思います。
めんかちゃんプロジェクト 収穫祭を開催しました。
昨日は「めんかちゃんプロジェクト」の収穫祭を開催しました。
台風23号の進路が心配されていましたが、開催前に少し雨がぱらついた程度で、 式の始まりとともに空も明るくなり、無事に実施することができました。
まずは橿原神宮よりお越しいただいた二名の神主様による収穫の儀からスタート。
清らかな祝詞の響きの中、今年も無事に綿を収穫できたことへの感謝を捧げました。
その後は、参加者の皆さんと一緒に綿の摘み取り体験。
ふわふわとした白い綿を手に取りながら、自然の恵みの尊さを改めて感じました。
続いて、NPO法人ペットチャルカさんにご協力いただき、 綿から糸になるまでのプロセスを学ぶワークショップを開催。
実際に糸車を回す体験では、子どもたちの目が輝いていました。
最後は笑顔あふれるゲーム大会で締めくくり、今年の収穫祭も無事に終了。 自然と人、伝統と未来がつながる、温かい一日となりました。
収穫祭の前夜、12日の夜は奈良・春日大社で行われた奉納LIVEを観に行きました。
真っ暗な参道をスマホのライトで足元を照らしながら南門へ向かうと、 すでに多くの人が列をつくり、開門を待つ静かな熱気に包まれていました。
午後6時半、南門がゆっくりと開かれると、奉納会場の幣舞殿が目の前に現れその先にライトアップされた本殿が!
その神々しい光景に、思わず息を呑みました。 午後7時、いよいよLIVEがスタート。
今回の編成は、ドラムの平井景さん、チェロの西谷牧人さん、スティールパンの伊澤陽一さんによる特別なトリオ。
平井さんのトークでも「この組み合わせは初めてでは?」という言葉があり、会場の期待が一層高まりました。
奉納演奏ということで、演奏者は本殿に向かって演奏し、私たちはその背中越しに音を聴くという特別な構図。
チェロとスティールパンの響きが夜の森に溶け込み、ドラムのリズムが静かに境内を包み込みます。
まるで音そのものが“祈り”となって春日大社の杜に吸い込まれていくようでした。
幻想的で、神秘的で、どこか温かい―― この夜の音は、翌日の収穫祭へとつながる“祈りと実りの前奏曲”のように感じました。
当日は撮影禁止でしたので、奉納演奏の様子をご覧になりたい方は、春日大社公式X(旧Twitter)ここをクリック!
収穫の秋 奈良
約2カ月ぶりに奈良工場へ足を運びました。
途中、尺土駅から工場まで歩く道すがら、黄金色に輝く稲穂が目に飛び込んできました。
背景には二上山が堂々とそびえ立ち、まさに「山と稲穂の共演」といった景色。(下の写真)
横浜では決して目にすることのない光景に、心がほっと安らぎました。
稲刈りの季節を迎え、秋の訪れを肌で感じます。
稲刈りは出来ませんが、10月13日に控える綿花の収穫を今からとても楽しみにしています。

工場に到着したあとは、気になっていた祖父母のお墓参りへ足を運びました。
お墓は広陵町の極楽寺にあり、まさに「靴下の街」に建つお寺です。
墓石に刻まれた名前の多くが靴下に縁のある方々であることに、改めてこの地域と靴下産業の深い結びつきを感じました。
また、お寺で叔父のお墓の場所も教えていただき、そちらにもお参りすることができました。
久しぶりに手を合わせながら、家族や地域の歴史に思いを馳せるひとときとなりました。
全国コットンサミットin天理開催!!
1月15日・16日の2日間、奈良県天理市にて 「全国コットンサミット」 が開催されます。
今年で記念すべき 第10回目 を迎える本大会、なんと今回は三笠の工場と綿花畑がある奈良県での開催です。
そして嬉しいことに、11月15日 14:30〜14:55には、 「アパレル企業のアプローチ」 というテーマで、私たち三笠が取り組んでいる 「めんかちゃんプロジェクト」 を発表させていただく予定です。
地元奈良から発信する「綿花 × 靴下 × 未来づくり」の取り組みを、ぜひ多くの方に知っていただければと思っています。
下の写真をクリックすると開催概要をご覧いただけます。
皆さまもぜひ、この機会に奈良へ足を運んでいただき、 全国の綿花に携わる仲間たちとの交流や新しい学びを体感してください。
昨日のブログにてX(旧Twitter)「めんかちゃん日本一周するまで帰れま綿」という面白い企画を紹介し現在のフォロワー9,813人と紹介しましたが、今日確認すると、、、9,922人と100以上増えてました。
皆様ありがとうございます。
1万まであと一息で御座います🙇担当の素足の励みになると思いますので、フォローの頂けると有難いです。
よろしくお願い致します。
最近、改めて驚かされているのが交通費と宿泊費の高騰です。
特に羽田から上海行きの日系航空会社の運賃は、コロナ直後の3倍以上に跳ね上がり、まさに“恐ろしい”水準に…。
不本意ながら今回は中国系航空会社に切り替えることにしました。
さらに国内出張でもホテル代の上昇を実感しています。大阪ではビジネス利用の定番であるアパホテルさえ、宿泊費が1万5千円を超えるケースもあり、奈良も観光需要の影響で人気が高まり価格が上がっています。
物価上昇や円安の影響は、日々の出張や海外渡航にも確実に表れているのだと実感します。
しかし逆にいえば、それだけ人の移動や経済活動が活発になっている証でもあります。
厳しい状況の中でも前向きに捉え、移動先での出会いや体験をより大切にしていきたいと思います。
陵西小学校3年生の皆さんより!

昨日までの奈良工場出張の際、工場の事務所に、大和高田市立陵西小学校3年生から届いた「お礼の言葉」が大きく掲示されていました。
先日このブログでもご紹介した通り、社会科学習の大和高田市の自慢できる事の一つとして綿花栽培について取り上げてて頂き、工場長が陵西小学校に出向き、講師としてお話をさせていただきました。
あわせて、三笠が取り組む 「めんかちゃんプロジェクト」 についても説明したところ、子どもたちからたくさんのお礼や感想文が届きました。
一枚一枚を読ませていただき、心がじんわり温まるのを感じました。
400年の歴史を持つ大和高田市の綿花栽培について子どもたちに興味を持ってもらえたことは、三笠にとって非常に大きな意味があります。
こうした学びが地域の未来を担う次世代教育につながっていくことを、改めて実感しました。
また、綿花栽培の歴史があったからこそ、奈良県が 日本一の靴下産地 となったことも、子どもたちに伝えることができました。
今回の取り組みを通じて、「地域資源を未来に残すこと」の大切さを、私自身も再確認できたように思います。
皆さんの言葉が、私たちの励みとなり、これからの「めんかちゃんプロジェクト」の活動にますます力を与えてくれます。
めんかちゃんの歌も評判が良くて嬉しかったです!YouTubeで見てね。
陵西小学校の皆さん、素敵な感想と温かいお礼の言葉を本当にありがとうございました。
湘南も海開き!サンダルにビーソク!!
毎日暑いですね。
先週の土曜日に湘南地区の海岸は海開きをしたみたいです。
夏の海岸には、ビーチサンダルが必須ですが、素足にビーチサンダルより『ビーソク』を履くことをお勧め致します。
『ビーソク』は葉山にある老舗サンダル店のげんべい商店さんとの共同開発で生まれた商品です。
4年前にクラウドファンディングのMakuakeで大変好評でした。
靴の鼻緒の部分が痛くならない仕様にして特許も取得した商品です。
鼻緒の形に日焼けするのも防げますよー
この夏、海へお出掛けの際には、是非一度『ビーソク』をお試しあれ!
この特許を使って開発した『トーレス』も人気です。
昨日、三笠奈良工場の田垣内工場長が、大和高田市立陵西小学校の3年生の教壇に立たせていただいた際の動画を見せていただきました。
5時間目から6時間目にかけて、少し長めの授業でしたが、子どもたちの反応がとても素直で、質問への答えも純粋そのもので、見ていて思わず笑顔になり感心しました。
工場長の問いかけにも、みんなが積極的に手を挙げて答えてくれている姿が印象的で、未来に向けた可能性を感じました。
この奈良・大和高田市は、実は日本一の靴下生産地。
そんな地元の靴下工場で、将来働きたいと思ってくれる子が一人でも現れたら、これほど嬉しいことはありません。
とても素晴らしい授業だったと思います。
これからも、地域の子どもたちに夢を与えられるような取り組みを大切にしていきたいですね。
大和高田の魅力を、未来を担う子どもたちへ
昨日は、大和高田市立陵西小学校で、弊社奈良工場の田垣内が3年生の皆さんに向けて授業を行いました。
テーマは「大和高田市のすごいところ」。
歴史ある綿花栽培や、靴下の生産量が日本一であること、そして私たちが取り組む「めんかちゃんプロジェクト」についても、動画を交えてご紹介させていただきました。
5時間目と6時間目の2コマを使っての授業でしたが、子どもたちは真剣な表情で耳を傾け、興味津々に話を聞いてくれたとのこと。
報告を受けた私もとても嬉しく、地域のものづくりの歴史や価値をこうした形で伝えられることに、大きな意義を感じています。
奈良県大和高田市は、「日本一の靴下生産量を誇る街」(日本製靴下の約60%)です。 この街に誇りを持ち、次の世代がこの産業に関心を持ってくれるきっかけとなれば、これ以上に嬉しいことはありません。
こうした学びの場にお声がけいただいたことに、心より感謝いたします。
今後も地域とともに歩み、未来へとつなぐ活動を大切にしていきたいと思います。
NY NOW出展に向けて、いよいよラストスパート!
8月3日から5日にかけて開催されるNY NOW(ニューヨーク ナウ)への出展に向け、いよいよ準備が本格化しています。
開催まで、あとひと月──。焦りもありますが、それ以上に「今のアメリカ市場に合った新しい提案をしたい」という想いが社内にあふれています。
社内だけでなく、外部のパートナーとも連携しながら、「この仕様ならどうか?」「プリントの型は間に合うか?」「仕上がりの質は?」など、まるで時間との戦いのようなディスカッションが日々続いています。
現場では「もう間に合わないかもしれない…」という声が出る一方で、「いや、なんとかする方法があるはずだ!」と、ギリギリまで諦めずに挑戦を続ける姿がありました。
こうして仲間と共に、海外のマーケットに真正面から挑むプロセスは、本当に刺激的です。
三笠らしさを世界に伝えるために、ラストスパート頑張ります!
奈良から世界へ!靴下社長の語らい
先週の土曜日、奈良市内の料理店にて、奈良の靴下業界を支える面々が再び集まりました。
参加したのは、私を含めた靴下会社の社長3人と、大手企業の専務1名の計4名。
この専務は、私たち3人社長の共通の友人でもあり、実はこの会の“まとめ役”のような存在です。
まだ正式な名前はありませんが、今回が2回目となる“靴下談義の会”。
話題の中心は、なぜか前回と似たような内容──いえ、もしかすると私は全く同じ話を繰り返していたかもしれません(笑)。
けれど、それだけ熱く語れるテーマがあるということでもあります。
奈良県の靴下業界をどうPRしていくかについても少し触れ、各社それぞれの想いを共有しました。
次回は東京での開催を予定しており、“また同じ話をしよう”というリピート宣言もありましたが、今回はさらに踏み込んで、「奈良の靴下をどうやって世界に発信するか」を本格的に話し合う予定です。
そして今日から2日間は、当社のISOの維持審査です。 今回担当いただく審査員の先生とは初対面でしたが、審査の前に少し雑談を交えながら打ち解けることができ、スムーズなスタートとなりました。
初日は経営者インタビューからスタート。会社の近況や売上・利益の状況について率直にお話させていただき、そこから今後の展望や取り組みにも話が及びました。
普段とはまた違う視点から、会社のあり方を振り返る貴重な時間となりました。
明日も引き続き審査が続きますが、全スタッフが日々の業務の中で意識している「品質」や「継続的改善」の積み重ねを、きちんと伝えていけたらと思っています。
大和高田の凄いところ!
今日は、明日開催予定の「めんかちゃんプロジェクト 種まき祭」に向けて、奈良工場にやってきました。
天気が少し心配ですが、準備は着々と進んでいます。(写真)
雨天決行予定ですが、ご参加予定の方々には、畑がぬかるみ足元が悪くなる事が予想されるで、明日の状況を見てからキャンセル頂いて構いません。
またキャンセルの連絡も不要です。
皆様の安全を第一に考えております。
ご参加される方は、どうぞお気を付けてお越しください。

先日、大和高田市立陵西小学校の先生からご連絡をいただきました。
現在、同校では「大和高田市のすごいところ」というテーマで社会学習を進めているとのこと。
その中で、偶然通りがかった工場建設予定地前に掲げられた「めんかちゃんプロジェクト」の看板に興味を持ち、先生が工場を訪ねてきてくださいました。
そのご縁で、三笠奈良工場の田垣内工場長が陵西小学校にお伺いし、生徒の皆さんに“大和高田と綿花の歴史”についてお話しすることになりました。
実はこの地・大和高田は、かつて日本有数の綿花の産地でした。
江戸時代には全国に名を馳せ、明治時代になるとその基盤を活かして紡績業が大きく発展します。
明治29年(1896年)には「大和紡績株式会社」が創立。近鉄大和高田駅の東側に広がる広大な敷地に、最新鋭の設備を備えた工場が建設されました。
赤レンガ造りの工場は当時としては珍しい洋風建築で、この地域で最初の近代建築とも言われています。
その後、「大日本紡績株式会社」から「ユニチカ」と社名を変え、昭和52年(1977年)に閉鎖されるまでの約80年の間、高田の産業を支えるシンボルとして多くの人に親しまれてきました。
工場内には大きな寮やテニスコートも整備され、最盛期には2,000人以上の女性工員が全国から集まりました。
休憩時間になると、彼女たちは商店街に買い物やおしゃべりに繰り出し、まちのにぎわいにも貢献していたそうです。
女性の就労と地域の商業発展が、この工場によって大きく前進したと言っても過言ではありません。
現在、この地には大型商業施設や総合体育館、マンションが立ち並び、往時の面影はわずかに残るのみですが、駅周辺の赤レンガ調のデザインや記念碑、説明板が、その歴史を静かに伝え続けています。
こうした歴史を、次の世代へ語り継いでいくことも、私たち地元企業の大切な役割のひとつだと感じます。
子どもたちの目に「めんかちゃんプロジェクト」や私たちの活動がどう映るのか、これからの授業がとても楽しみです。
話題の“履くだけ簡単”セルフつぼ押しソックス
昨日の繊研新聞に、弊社が開発した新商品「両面足つぼソックス」の広告が掲載されました!
この靴下、実はただの五本指ソックスではありません。
履くだけで足裏のつぼを自然に刺激してくれる“セルフつぼ押し”設計。
日々の疲れやむくみに悩む方、忙しくてマッサージに通う時間がない方にこそ、ぜひ試していただきたいアイテムです。
監修していただいたのは、美容鍼灸師としてインスタでも活躍されているはなもも先生。
東洋医学の視点から、足裏のつぼ(反射区)をしっかりと押さえたデザインに仕上げていただきました。
また、今回は両足の裏側だけでなく足の甲側のつぼにも注目し、ソックスの表裏どちらも活用できる“両面つぼ押し”仕様。
さらに、着圧タイプも登場し、よりフィット感と血流促進が期待できるシリーズとなっています。
今日は、奈良工場と西日本営業所のスタッフと面談する機会がありました。
その中で、「最近の社長ブログ、少し雰囲気が変わりましたね」といった率直な意見もいただき、ハッとさせられました。
確かに、最近は「誰かに見られている」という意識が強くなりすぎて、自分の言葉で書くことをためらっていた気がします。
仕事関係の方々から「ブログ見ましたよ」と声をかけていただく機会が増える一方で、知らず知らずのうちに“無難な内容”ばかりになっていたのかもしれません。
思い返せば、ブログを始めた頃は、日々の出来事や感じたことを自由に綴っていました。
あの頃は更新頻度も高く、何より「書くこと」が楽しかった。それが最近は、ずいぶん間が空いてしまうようになってしまいました。
今日の面談を通して、改めて「社長ブログだからこそ、もっと本音で、自分らしく発信していこう」と思いました。
これからまた少しずつ、素直な気持ちで更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
















