4年間育てた綿花が、いよいよ“糸”になる!
昨日は工場長とともに、大阪府阪南市にある大正紡績様へ伺い、株式会社三笠の新奈良工場に隣接する畑で、4年間大切に育ててきた綿花を納品させていただきました。 この綿花は、単なる原材料ではありません。
「めんかちゃんプロジェクト」から始まった挑戦であり、毎年開催している種まき祭や収穫祭にご参加いただいた多くの皆様の想いが込められた、特別な綿花です。
私たちが目指しているのは、かつて奈良で盛んに栽培されていた大和木綿の文化を、現代のものづくりとともに次の世代へ受け継いでいくこと。
今回納品した綿花は、このあと奈良県産オーガニックコットン100%の糸へと生まれ変わります。
一粒の綿花の種から始まった物語が、「糸」となり、「靴下」となり、そして人々の笑顔へとつながっていく──。
そんな循環を実現できることを、今からとても楽しみにしています。
今回は、その大切な綿花を納品させていただいた様子を動画でもご紹介致します。
今朝は橿原神宮前駅近くのホテルを早朝に出発し、天香山から耳成山、藤原宮跡、畝傍山を巡る約11kmのランニングを楽しみました。
最後は神武天皇陵と橿原神宮に参拝し、新しい一日への感謝と、新工場の無事完成を祈願してきました。
今月には、飛鳥・藤原宮跡を中心とする文化資産が世界文化遺産に登録される予定です。
前回は飛鳥エリアを、そして今回は橿原エリアを走ることができ、世界に誇る歴史と文化を改めて肌で感じる貴重な時間となりました。
昨日は4年間育てた綿花を糸へとつなぐ第一歩となる納品を終え、今日は新奈良工場の最後の定例会へ向かいます。
そして今月末には、いよいよ新工場の引き渡しを迎える予定です。
古くから受け継がれてきた大和木綿の文化を未来へつなぎ、その想いを最新のものづくりへと受け継いでいく。
奈良の歴史と伝統に学びながら、新しい三笠のものづくりが、ここ奈良から世界へ発信できるよう、引き続き社員一丸となって挑戦してまいります。
Facebookでシェア横浜南法人会総会
昨日は、横浜中華街のローズホテル横浜で開催された「第14回 横浜南法人会通常総会」に出席してきました。
その中で、大変嬉しい出来事がありました。 株式会社三笠の経理課長・佐藤智昭が、「優秀経理担当者」として表彰していただきました。
私も付き添いとして出席し、表彰式、そして懇親会にも参加させていただきました。
経理という仕事は、お客様の前に立つことは少なく、華やかな仕事ではありません。
しかし、会社のお金を正確に管理し、決算や税務、給与計算、金融機関との対応など、会社経営を支える重要な役割を担っています。
佐藤は入社以来17年間、誠実に仕事へ取り組み、近年では新奈良工場建設に伴う大型設備投資や補助金申請、金融機関との折衝など、多くの重要な業務を支えてくれました。
社長としても、本当に頼りになる存在です。
会社は営業だけでも、製造だけでも成り立ちません。 それぞれの部署が責任を果たし、互いに支え合って初めて成長していけるものだと改めて感じました。
今回、このような栄誉ある賞をいただけたことは、本人にとってはもちろん、会社にとっても大きな励みになります。
横浜南法人会の皆様に心より感謝申し上げます。
そして佐藤課長、本当におめでとうございます。

総会と表彰式終了後の懇親会では、多くの皆様と有意義な時間を過ごすことができました。
特に、地元で同級生のお父様でもある地主様と初めてお会いし、楽しくお話しさせていただきました。
また、日頃から横浜物流センターで大変お世話になっている富士運輸倉庫株式会社の社長様ともお会いすることができました。
会社を経営していると改めて感じるのは、「人とのご縁」の大切さです。 社員、お客様、お取引先、地域の皆様…。
多くの方々との信頼関係があってこそ、会社は成長し続けることができます。
このような機会を通じて新たな学びや気づきをいただけることに感謝し、これからも一つひとつのご縁を大切にしながら、地域に根ざした企業として歩んでまいりたいと思います。
奈良から未来へ ― 新工場とmicotoへの挑戦
6月19日発行の「繊維ニュース」紙に、三笠の取り組みを掲載していただきました。
繊維ニュース様には以前から取材していただいておりますが、今回久しぶりに取り上げていただき、大変ありがたく思っております。
記事では、8月に稼働予定の新奈良工場と、新ブランド「micoto(ミコト)」についてご紹介いただきました。
現在建設中の新工場には、イタリア・ロナティ社製の最新丸編機をはじめとする設備を導入し、生産能力の向上だけでなく、多くの方にものづくりを見ていただけるオープンファクトリーとしての機能も備えています。
私たちが目指しているのは、単なる靴下工場ではありません。
綿花の栽培から糸、編立、製品化までを体感できる「奈良の靴下文化発信基地」です。
また、新工場の稼働に合わせて、自社ブランド「micoto」を本格的に展開していきます。
「やりたい、やってみたい、まだできるを編みの技術で支える」 そんな想いを込めて立ち上げたブランドです。
スポーツ、医療、日常生活など様々なシーンで、人の挑戦や健康を支える商品をお届けしたいと考えています。
近年は円安や原材料高騰など、繊維業界を取り巻く環境は決して楽ではありません。
しかし、そのような時代だからこそ、日本のものづくりの価値を見直し、奈良から新しい挑戦を発信していきたいと思っています。

最後に、最近ますます頭を悩ませているのが原材料価格の高騰です。
靴下づくりに欠かせない糸や原料の価格が上がり続けており、生産コストもかなり上昇してきています。
特に絹(シルク)は値上がり幅が大きく、これまでの販売価格を維持することが難しい状況になってきました。
品質を落として価格を維持するという選択肢もあるのかもしれませんが、三笠としては、やはり良い素材を使い、安心して履いていただける商品をお届けしたいと考えています。
そのため、一部の商品につきましては、今後やむを得ず販売価格を見直さなければならない可能性があります。
円安や原料高など、ものづくりを取り巻く環境は厳しさを増していますが、こうした時代だからこそ、品質を守りながら、長く愛用していただける靴下づくりを続けていきたいと思います。
Facebookでシェアありがとう、奈良工場 ~15年間の感謝を込めて~
あと2ヶ月足らずで、現在の奈良工場(奈良県葛城市)から新工場への引越しが始まります。
2011年に操業を開始したこの工場は、15年間にわたり三笠のものづくりを支えてくれました。
数多くのお客様の商品を生産し、多くの社員がここで技術を磨き、成長してきました。
私にとっても思い出の詰まった大切な工場です。
工場の移転が近づくにつれ、「今の姿をしっかり記録として残しておきたい」という思いが強くなり、本日、奈良工場1階の様子を動画で撮影し、YouTubeにアップしました。
振り返ってみると、2011年に工場を開設した当時の動画は無く、写真もわずかしかありません。
当時は目の前の仕事に追われ、記録を残すという発想があまりありませんでしたが、今になってみると少し後悔しています。
だからこそ今回は、新工場への移転前に現在の工場の姿をできるだけ残しておこうと思いました。
数年後、数十年後にこの動画を見返した時、「ここから三笠の新しい挑戦が始まったんだな」と振り返ることができれば嬉しく思います。
ぜひ現在の奈良工場の様子をご覧ください。
最後に少しだけ、ものづくり企業の社長としてのぼやきです。
最近の円安には本当に頭を悩ませています。 2011年に奈良工場を開設した当時、1ドルは80円台でした。
それが今では160円を超える水準になることもあり、当時と比べると実に約2倍です。
これだけ為替が変動すると、当然ながら原材料価格も大きな影響を受けます。
靴下の主原料である綿、絹、ウールなどは、現在その多くを海外からの輸入に頼っています。
また、弊社が取り扱う海外生産の商品についても、円安は直接利益を圧迫します。
かつて日本国内で生産されていた原料や製品が、長い年月をかけて海外依存へと移行してきた結果、その影響を強く受ける構造になってしまいました。
だからこそ今、日本のものづくりを残していくことの重要性を改めて感じています。
もちろん厳しい環境ではありますが、ありがたいことに三笠の売上は順調に伸びています。
お客様、お取引先様、そして日々頑張ってくれている社員の皆さんのおかげです。
円安にも負けず、新工場の完成を一つの節目として、これからも日本の靴下づくりを未来へつないでいきたいと思います。
Facebookでシェア毎日新聞に掲載されました。(奈良県版)
本日の毎日新聞奈良版に、現在建設中の三笠新工場について掲載していただきました。
記事では、 「奈良の靴下」を学ぶ聖地誕生 という大変ありがたい見出しを付けていただきました。
創業63年の靴下製造卸として、この言葉には身の引き締まる思いです。
私たちが新工場を建設している大和高田市や広陵町周辺は、日本一の靴下産地として長い歴史を持っています。
私たちは新工場を単なる生産工場ではなく、 「奈良の靴下文化を未来へ伝える場所」 にしたいと考えています。
新工場の大きな特徴の一つが、工場見学ができるオープンファクトリーです。
靴下はどのように作られているのか。 どれだけ多くの工程と技術者の知恵によって作られているのか。
実際に見ていただくことで、日本のものづくりの素晴らしさを感じていただければと思っています。
さらに工場の隣では綿花の栽培もおこなっています。
種まき祭で、綿花の種をまき、育て、収穫祭で、収穫し、糸になり、靴下になる。
普段当たり前に履いている靴下が、どのような物語を経て生まれているのかを体験できる場所にしたいと考えています。
「奈良の靴下ってすごい」 と思っていただける場所になれば、これほど嬉しいことはありません。
さて、話は変わりますが、本日6月22日(日)20時40分テレビ朝日系列の「キスマイ気になるマン」にて、三笠とコラボ商品の開発している美容鍼灸師「はなもも」さんのダイエット本が紹介されるそうです。
はなももさんは、美容や健康に関する発信を続けながら、多くの方の「健康的に美しくなりたい」という想いをサポートされています。
是非、見て下さい!
ご縁をいただき、はなももさんと三笠でコラボ商品の足ツボソックスと着圧ソックスを販売しています。
常に新しいことへ挑戦し、多くの方に元気や希望を届けようとされる姿勢には大変刺激を受けています。
これからも、健康や美容、そして「やってみたい」を応援する仲間とのご縁を大切にしながら、新しい商品づくりに挑戦してまいります。
アメリカから靴下の手回し編機が届きました
昨日、奈良工場にうれしい荷物が届きました。
オープンファクトリーのワークショップで使う、手回しの靴下編機が5台、アメリカからやってきたのです。
実はこの手回し編機、手回し機械なのに値段が高く、当初は中国の工場で作ってもらう予定で私も中国の編機メーカーへ行って交渉し試作品まで作りました。
ところが、出来上がってきたものは重すぎるうえに、思ったような仕上がりにならず……。
あれこれ悩んだ末、最終的にアメリカの専門業者から輸入することにしました。 届いたものを見て、納得です。
さすが専門業者、完成度が高い! これなら、来てくださった方に気持ちよく編む体験を楽しんでいただけそうです。
オープンファクトリーのワークショップでは、この手回し編機を実際に回して、自分の手で靴下が編み上げていく面白さを体感していただきたいと思っています。
糸が一目ずつ編まれて、かたちになっていく——あの感覚は、やっぱり自分の手を動かしてみないと味わえません。
奈良工場の技術者が指導の下、つま先、カカト部分の針を上げて半回転させる作業も体験して頂きます。
機械が揃って、いよいよ準備も本格化です。
オープンファクトリー、私自身がいちばん楽しみにしているかもしれません。
(この動画は、2026年6月16日に新工場にて小型ドローンHOVERのAIモードで撮影しました。)
世界遺産になる前に、走ってきました 。
17日の朝、4時に起床。
夜明けとともに、橿原神宮のホテルを出てから飛鳥川を上流へ向かって石舞台まで、、、🏃♂️
そこから岡寺、高松塚古墳をめぐり、橿原神宮と神武天皇陵を参拝して戻ってきました。
飛鳥地域は、藤原宮跡とともに来月の世界文化遺産登録がほぼ確実を言われています。
登録される前に、この歴史ある景色を自分の足で走っておきたい——そんな思いで出かけてきました。
石舞台と岡寺だけは、どうしても行っておきたかったんです。
藤原宮跡や大和三山のあたりは平坦なので何度も走っていますが、石舞台と岡寺はなかなかハード!
早朝から坂をのぼって、いい汗をかきました。 日本のはじまりの地ともいわれる飛鳥。
古くから受け継がれてきた原風景を感じながらのランニングは、奈良ならではの贅沢な時間でした。

ISO9001の更新審査
今日から、ISO9001の更新審査が始まりました。
4日間にわたる、なかなか大がかりな審査です。
弊社のISO9001は、今年は3年に一度この更新審査を迎えます。
日々の品質への取り組みが、きちんと仕組みとして回っているか?
第三者の目でしっかり確認していただく、いわば「3年に一度の健康診断」のようなものですね。
今日と明日は西日本営業所と奈良工場、17日は横浜物流センター、そして最終日に本社という日程で、弊社の現場を順に見ていただきます。
営業から製造、物流、本社管理まで、靴下づくりに関わる三笠の工程をくまなく審査していただくわけです。
改めて並べてみると、一足の靴下をお客様にお届けするまでに、これだけ多くの拠点と人が関わっているのだと実感します。
私は、最終日18日の経営者インタビューとクロージングに参加予定です。
さて、今日は、私のイチオシ商品を紹介させて頂きます。😀
革靴を一日中履いて仕事をしていると、どうしても足が蒸れる、夕方には匂いが気になる——。
同じ思いをされているビジネスマンの方も、きっと多いのではないでしょうか。
水虫に悩まされている方も少なくないと思います。
その永遠の課題に何とか応えたい。
そんな思いから、このたび当社で 紳士用ビジネスタイプの5本指ソックス を商品化いたしました。
ダブルシリンダーの編機を使った本格的ビジネス用5本指ソックスは、業界でも初めての試みではないかと思っております。
靴下一筋でやってきた当社だからこそ作れた、自信の一足です。
何を隠そう、私自身が愛用しているイチオシ商品なので、紹介したくなりました。
最大の特長は、一日中履いても指股が爽快で快適なこと。
5本指構造によって、それぞれの指がしっかり汗を吸収・発散してくれるので、革靴の中の蒸れや匂いを大幅に軽減してくれます。
実際に履いていただくと、夕方の足の違いに驚かれると思います。
そして、5本指ソックスというと「指に入れるのが面倒そう」というお声をよくいただきます。
そこは当社の独自の編み立てで、「指が入れやすい」設計 を実現しました。
初めての方でもスムーズに履いていただけますので、ご安心ください。
ビジネスシーンで、快適さと清潔感の両方を叶える——。
まさに新しい定番になる一足だと、私は本気で思っています。
ぜひ一度お試しいただき、私と同じあの爽快感を、皆さんにも実感していただけたら嬉しいです。
Facebookでシェアめんかちゃん刺繍リブソックス販売開始!
今日は嬉しいお知らせがあります。
「めんかちゃんソックス」の販売がスタートしたとのメールがきましたので、ご紹介させていただきます。
この商品は単なる靴下ではありません。
奈良県で進めている「めんかちゃんプロジェクト」から生まれた、綿花の魅力を伝えるための特別な靴下です。
私たちは数年前から、かつて奈良県で盛んに栽培されていた綿花文化を復活させようと、地域の皆さまや子どもたちと一緒に綿花栽培に取り組んできました。
種をまき、花が咲き、綿を収穫する。 その過程を多くの方々と共有しながら、「綿から靴下になるまで」のストーリーを伝えてきました。
今回発売された「めんかちゃんソックス」は、そのプロジェクトの想いを形にした商品です。
やさしい履き心地はもちろんですが、何よりもこの靴下には「綿花文化を未来へつなぐ」という願いが込められています。
普段何気なく履いている靴下ですが、その原料である綿がどのように育ち、糸になり、製品になるのかを知る機会は意外と少ないものです。
この靴下を通じて、ものづくりの楽しさや綿花の魅力を感じていただけたら嬉しく思います。
(※但しこの商品は、プロジェクトで収穫した綿糸ではありません。)
現在建設中の新奈良工場では、綿花栽培から靴下づくりまでを見学できるオープンファクトリーも計画しています。
将来的には、工場の隣で育てた綿から糸を作り、その糸で靴下を編むという夢も実現しようとしています。
そんな夢の第一歩となる「めんかちゃんソックス」。 ぜひ一度ご覧いただき、応援していただければ幸いです。
昨日、靴下業界にとって大変気になるニュースを目にしました。
タイトルは「国産靴下が存続の危機に」。
記事によると、国産靴下の生産を支える「セット機」と呼ばれる仕上げ設備の老朽化が進み、その設備を製造していた国内メーカーも既に撤退しているとのことでした。
靴下は編み上がっただけでは完成ではありません。
最後に足型へセットし、蒸気で形やサイズを整える仕上げ工程を経て、初めて製品となります。
どれだけ良い靴下を編んでも、この工程がなければお客様のもとへ届けることはできません。
株式会社三笠でも現在、2社の仕上げ加工会社様に大変お世話になっています。
今回の記事を読んで、改めて仕上げ工程の重要性と、それを支える設備や技術者の存在の大切さを実感しました。
実は現在建設中の新奈良工場が完成すると、当社の生産能力は単純計算で現在の約2倍になります。
生産量が増えれば、当然ながら仕上げ工程の重要性もさらに高まります。
そこで今回の記事の内容について、日頃お世話になっている仕上げ加工会社様とも情報共有をさせていただきました。
そして今後も安定して国内生産を継続できる体制づくりについて、引き続きご協力をお願いしました。
ものづくりは自社だけで完結するものではありません。
糸を供給する会社、編み立てる工場、仕上げる工場、縫製をする工場、刺繍をする工場、プリントをする工場、パッケージを製造する会社、物流を支える会社。
多くの企業や技術者の力が集まり、一つのサプライチェーンが機能して初めて一足の靴下が完成します。
新奈良工場の完成はゴールではなく、新たなスタートです。
これからも協力会社の皆さまと力を合わせながら、日本一の靴下産地・奈良のものづくりを未来へつないでいきたいと思います。
Facebookでシェア奈良の魅力を世界へ 絶好のタイミング!
奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」が、世界文化遺産に登録される見通しになったというニュースを見ました。
6月6日にユネスコの諮問機関であるイコモスが「登録」を勧告し、7月に韓国・釜山で開かれる世界遺産委員会で正式に決まるそうです。
登録勧告が出れば、ほぼそのまま正式決定になるとのことで、いよいよこの時が来たか、という思いです。
飛鳥・藤原地域は、日本最初の本格的な都城である藤原京をはじめ、日本の国家形成の原点ともいえる歴史的な場所です。
私は奈良工場へ通うたびに、この地域が持つ歴史の深さや文化の豊かさを感じていますが、いよいよその価値が世界に認められる時が来たのだと思うと、とても嬉しくなります。
そして偶然にも、このタイミングは株式会社三笠の新奈良工場完成の時期とほぼ重なります。
世界文化遺産への登録が実現すれば、国内はもちろん海外からも多くの観光客が橿原を訪れる様になるでしょう。
私も毎月の様に、橿原市内のホテルに宿泊して大和三山周辺をジョギングしているので、何とも誇らしい気持ちになります。
奈良県は日本一の靴下産地ですが、そのことを知っている方はまだ決して多くありません。
だからこそ私は、この世界遺産登録をきっかけに奈良のものづくりを世界へ発信する絶好の機会だと考えています。
現在建設中の新奈良工場では、靴下づくりの現場を見学できるオープンファクトリーを計画しています。
さらに隣接する畑では「めんかちゃんプロジェクト」として綿花を栽培し、その綿を糸にして靴下をつくるという取り組みも進めています。
世界遺産を見に来た方々に、日本一の靴下産地・奈良の技術や歴史、そしてものづくりの魅力を知っていただきたい。
そんな新しい奈良観光の形を実現できればと思っています。
世界遺産登録と新奈良工場の完成。
奈良にとっても、三笠にとっても、大きな追い風になる予感がしています。(この写真は、私がジョギング途中で撮影した物です。)

そして現在、私自身がとても楽しみにしている新商品の開発も進んでいます。
それは、ホールガーメント横編機を活用した、履きやすい5本指ソックスと足袋タイプのスポーツソックスです。
一般的な5本指ソックスは丸編機でも生産できますが、ホールガーメントで編み上げたものは、指一本一本へのフィット感が大きく異なります。
実際に履いてみると、包み込まれるような一体感があり、従来品にはない履き心地を感じることができます。
現在、日本体育大学の伊藤譲先生と共同開発を進めているスポーツソックスでも、当初は5本指タイプのサンプルを作成し検討を重ねてきました。
しかし、指の長さや形状には個人差が大きく、全ての方に最適なフィット感を実現することが難しいという課題が見えてきました。
そのため、スポーツソックスとしての商品化は一旦見送りとなりました。
ところが、その検討過程で改めて注目されたのが、私が以前から開発を進めていたホールガーメントによる5本指・足袋タイプのソックスです。
こちらは競技用としてだけでなく、「とにかく履き心地が良い」「指が自然に動く」「長時間履いていても快適」といった価値を追求した商品として、改めて製品化へ向けた改良を進めています。
新奈良工場には最新鋭の編機が導入されますが、大切なのは機械そのものではなく、その設備を活かしてこれまでにない価値を生み出すことだと思っています。
奈良が世界から注目されるタイミングだからこそ、日本一の靴下産地の技術力を活かした、三笠ならではの商品を世界へ発信していきたいと思います。
Facebookでシェア特許取得のこれまでにない新発想の靴下
これからのシーズンにピッタリのビーチサンダルに最適な靴下です。
靴下は世の中に数え切れないほど存在しますが、「まだこんな靴下があったのか」と驚いていただける商品は決して多くありません。
今回ご紹介する商品は、弊社が開発し、特許も取得している独自技術を採用した靴下です。(特許7125806)
履いた瞬間の心地よさはもちろん、従来の靴下にはなかった発想を形にした商品で、多くのお客様からご好評をいただいております。
私自身も実際夏に着用しておりますが、一度履くとその快適さに驚かされます。
言葉だけでは伝わりにくいため、まずは動画をご覧いただければと思います。
この商品は、島精機製作所のホールガーメント15Gにて生産しています。
新奈良工場には、20台を追加購入して全部で30台となります。
そして、嬉しいご報告があります。
現在建設中の新奈良工場の完成に合わせて、「めんかちゃんプロジェクト」で4年間かけて栽培・収穫してきた綿を、いよいよ紡績していただくことになりました。
この綿は、すべて新工場の隣にある畑で育てた無農薬栽培の綿です。
2022年にスタートしためんかちゃんプロジェクトは、「綿花栽培の復活」と「靴下産地・奈良の魅力発信」を目的に始まりました。
種をまき、花が咲き、綿を収穫し、その綿が糸となり、そして靴下になる――。
これまで多くの皆さまにご協力いただきながら進めてきた取り組みが、いよいよ新たな段階へ進みます。
めんかちゃんプロジェクトで育てた綿を、自社工場で靴下として製品化する。
これは私たちが長年思い描いてきた夢のひとつでした。
新奈良工場では、綿花栽培から靴下づくりまでの流れを実際に見ていただけるオープンファクトリーを目指しています。
子どもたちにも、「綿がどのように靴下になるのか」を楽しく学んでもらえる場所にしたいと考えています。
日本一の靴下産地である奈良県から、ものづくりの楽しさや可能性、そして未来への夢を発信していきたいと思います。
完成まであと少し。私自身も今からとても楽しみにしています。
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