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ささえあったら人になる。 - 靴下・ソックス・ストッキングの製造販売 株式会社 三笠

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ささえあったら人になる。

カテゴリ: 横浜 公開日:2025年10月09日(木)

三笠奈良工場を設立した2011年のことを、ふと振り返っていました。

あの年は、東日本大震災が起き、日本中が沈黙と祈りに包まれた年でした。

テレビからは、商品のCMが一斉に自粛され、代わりにあの ACジャパンのCM が何度も流れていました。 (覚えている方も多いと思います)

当時、このCMの雰囲気や曲が心に残っていたのですが、  学生たちが歩いていた場所――それが、なんと私の自宅のすぐ近くだったのです。

CMのロケ地が私の自宅近くであることは、当時から知っていました。

あの道を通るたびに、あの頃の空気や思いがよみがえります。

新しい工場を立ち上げようとしていた私にとって、その映像はどこか励ましのように感じられました。

そして今、新奈良工場の工事が再び動き出しました。 時が経ち、環境も変わりましたが、当時の「挑戦する気持ち」は少しも色あせていません。

あの2011年に感じた希望や覚悟を胸に、もう一度、奈良から新しい夢を形にしていきたいと思います。

人と人が力を合わせれば、必ず実現できると信じています。

大和高田の新奈良工場には、これからの日本のものづくりを象徴する最新設備を導入します。

新たに 島精機製作所のホールガーメント20台、5本指靴下専用機SPF-W8台、ロナティ社K式20台―― 合計48台の最新機を増設します。

さらに 生産管理システムのデジタル化、 集中ブロア装置 など、環境にも配慮した効率的な設備を整えます。

屋上には、太陽光発電を設置し、隣接する綿花畑を一望できるテラスも設ける予定です。

綿から靴下までを「見て、感じて、学べる」工場として、訪れた人の心に残る空間を目指します。

丸編みと横編みの両方の靴下生産機を揃えた最新のオープンファクトリーは、 国内でも数少ない、まさに“靴下の未来を体感できる場所”になるでしょう。

そして、私たちが目指すのは、単なる製造拠点ではなく、日本の品質と誇りを発信する舞台です。

中国製靴下との差別化を明確にし、素材・履き心地・機能性のすべてで“日本のものづくりの強さ”を示す製品開発を進めていきます。

綿花畑の向こうに見えるのは、未来の子どもたちの笑顔。

この新しい工場が、奈良から世界へ夢を届ける発信地となることを信じています。