
三笠奈良工場に新たに島精機製作所さんのホールガーメント 横編機を4台追加購入する事にしました。(下の動画)
現在の6台と合わせて合計10台になる予定です。
新商品の開発には欠かせないホールガーメント !今後もこれまでに無かった商品の開発を進めて行きたいと思います。
横編機以外にもロナティ社最新機種を5台とダブルシリンダーのリンクス専用機1台の6台を追加購入します。
三笠奈良工場でしか作れない靴下を開発したいと思います。
2月12日の旧正月を前に、上海スタッフはコンテナ積み込みに追われています。
連日検品工場へ行って検品状況のチェックや加工方法の確認をしています。
例年であれば、私も同行して対応していましたが、今年はさすがに無理なので、問題が発生した時には、WeChatの動画でこちらに状況を伝えて貰い即対応しています。
今年は、なぜかコンテナのドライバーが不足をしていて、旧正月前に港の倉庫へ運ぶコンテナ料金が高騰しているそうです。
恐らくコロナの影響で、早めに田舎へ帰るドライバーや工員さんが多いらしいんです。
故郷に帰ると2週間の隔離措置を取られる可能性があると言うのが理由みたいです。
早く、旧正月の長期休暇をやめて欲しいです。


今日は、ある会社の方からインタビューをして頂いたのですが、言葉では新しい編機と古い編機の違いを上手く説明させて頂く事が出来なかったので、
奈良県靴下組合が作った「靴下のできるまで!」を貼り付けさせて頂きました。
これは、昭和40年代に製造された日本製の編機で生産しているところです。
今でも、多くの工場でこの編機が現役で使われているんです。
靴下の長さや部分的な編機への指示は、チェーンの長さと形で行い、編機の真ん中にあるドラムで柄や編み方を変えるので、職人の微妙な調整が必要で、柄や商品を変更するのも大変な作業でした。
そして、下の動画をご覧頂けると分かると思うのですが、履ける状態になるまでに、4行程の人の手間も掛かっていました。
弊社の奈良工場も2011年の開設当初は、このタイプの編機ばかりでした。
確かにこれぞメイドインジャパン!と言う味のある良い靴下が出来るんです。
ただこのタイプの編機を扱える技術者の方は、年配の方が多く一時三笠奈良工場の技術者4人が全て70歳以降のベテラン揃いになった事がありました。
皆さんベテランの腕に自信のある方でしたので、技術者同士の意見の相違が多くぶつかってばかりでした。
数年先を考えた時にこのままでは、工場を継続させるのが難しくなると思い、PCでの柄変更データを作成してUSBで編機にインプットする最新の編機に買い替えをしようと決意をしました。
丸編機に関しては、この下の動画にあるタイプの履ける状態で編機から出てくる最新タイプに今年度中には全て入れ替えを完了させます。
それでも、基本的な編機の技術は当然必要で、実戦での勉強しなくてはならないのですが、新しい編機になった事により工場内も明るくて綺麗になり、PCによるデータ入力もあるので、技術者の年齢も若返り若手の技術者希望も増えたんです。
現在三笠奈良工場には、13人(パッケージ加工と検品は西日本営業所)ですが、なんと4人が24歳!(工場内は3名事務1名)なんです。
工場を見学にいらしたお客様には、こんな若い人が多い靴下工場は珍しいよく言われます。
もうすぐ、中国の旧正月ですが、上海スタッフ曰く、今年はコロナの影響もあり早めに旧正月休みに入る工場が多く、恐らく工員さんの戻りも遅いとの事です。
今でも、この旧正月の故郷に帰る習慣は仕事が忙しい事よりもなによりも大切で、約1か月も休みになる事が多く中国工場経営者の悩みの種なんです。
この旧正月前後の1か月は今でも大切な生産計画良く分からなくなり、おまけに旧正月明けに工員さんが戻らないで転職する事も多いんです。
これが、中国の工場に熟練した技術者は育たない原因の一つだと思います。
20年以上中国と日本を毎月行き来して色々な工場を見て感じたのですが、中国は日本人が指導をすれば、そこそこの商品を大量に作る事には日本よりも上手ですが、日本人の様に良い物を開発してお客様に喜んでもらおうと言う工場には今までに出会った事がありません。
チャイナプラスワンが騒がれ始めて、ベトナムやバングラデシュも見ましたが、原点に戻り、これからは、ものづくりに真面目な日本が生き残れると思いました。
これが、日本に工場を作って若い技術者の人材を育てようと思ったきっかけです。



改装して新しくなった奈良工場について説明させて頂きます。 現在稼働中の編機は、48台になりました。
その編機の配列と詳細については、ここをクリック!☝️(三笠奈良工場の編機の全てが分かります。)
縦長の工場なので、写真で上手く撮れていませんが、こんな感じで並んでいます。
これ以外にミシン2台とダブルヘッド検針器1台そしてつま先抜いロッソ機(自動返し装置付き)を配置しています。
スペースの関係で、仕上げ工程終了後の商品加工は、西日本営業所で行なっております。
綺麗になった工場内の写真です。
最近は、本社スタッフと一緒に度々ZOOMによるセミナーを一緒に受けて勉強させて頂いてます。
事前に配られるアジェンダに沿って進めて頂いているのですが、進行が早くて1回聞いただけでは覚えるの大変です。
来週は、密を防ぐ為に一人ホテルに篭って色々と復習もしたいと思っています。


一般の方にはあまり知られていない靴下を生産する時に出る無駄な部分を、少しだけ分かり易く説明したスライドショーを作りました。
靴下工場では、毎日この無駄になる生地が沢山でています。
糸を使って編んだばかりの生地を、産業廃棄物として有料で廃棄しているんです。
素材や色はバラバラなのですが、靴下生産に関わる人たちは、昔から勿体無いと思いながらも廃棄してきました。
ダンボールの様に靴下の産地を回って定期的に回収してくれる会社があれば、工場は喜んで持って行って貰うと思うのですが、、、
個人利用で欲しいと言われ差し上げた事は何度もあるのですが、個人が使われる量ではどうにもなりません。
SNSで拡散でもされれば、何か再利用の方法も見つかるかも知れません。
昨日のブログで書いた最新の丸編機であれば、無くす事は可能なのですが、ゼロにするにはかなり時間が掛かります。
(奈良工場から写真を送って貰いスライドショーを作りました。)




つい先日に奈良工場の改装工事と編機の増設を終了したばかりですが、、、
次に予定しているのは、現在の三笠奈良工場にはK172という丸編機が13台あります。
まだ十分に新しい機種で、チェーンもドラムも無くUSBでの柄変更可能な編機なのですが、この編機を製造していた永田精機さんが5年前に突如編機事業から撤退してしまいました。
今後のメンテナンスも心配ですし、もう全台償却しているので、年内に他の新しい丸編機に買換えを検討中です。
日本製の編機として横編機は島精機さんの日本製を購入しているのですが、丸編機に関しては、日本製は購入出来ません。
SDGsの観点から、下の動画のイタリア製ロナティに買換えれば、靴下製造での無駄だと思っていたつま先部分(輪っか)の捨てるを無くす事が出来るんです。
この輪っかは、つま先をロッソする時に必要で、カットしてほぼ全て廃棄しているんです。
毎月かなりの量の輪っかが出ますが、産業廃棄物として有料で引き取って貰っているんです。
これが無くなれば、かなり無駄が減ってエコになると思います。
次のY-SDGsの認証に向けての準備が完了したとテレワーク中の本社スタッフから連絡がありました。
本社のある横浜で、SDGsについて横浜市と一緒に取り組んで行きたいと思います。


これは、本当にそうだと思います。
日本人は、中国のイメージをなんだか発展途上国で、自由が無い国的に思っている人が多いと思います。
人気のYouTube番組「中田敦彦大学」世界最先端を走る中国のリアルという動画を貼り付けました。
私が、ここ一年上海にも行けなくなって思うことは、中国の方がかなりデジタル先進国だったと感じることです。 日本の方が不便に思うことが多く、治安も上海の方が良いと思う事があります。
でも、日本人なので日本の方が良いと思います。
緊急事態宣言が出てから、不要不急の外出を制限しているので、ブログに書くネタが無くて困っています。
いっそ何処かへネタを探しにワーケーションにでも行こうかと考えています。
今日は、上海スタッフから労働契約更新についてを微信(We Chat)でやりとりをして疲れました。
急速に発展をした中国ですが、人件費も急速に上がってしまいました。
2人のスタッフでも大変なのに、多くのスタッフを抱える日系企業さんはかなり大変だと思います。
あと一月足らずで旧正月!その前には賞与も支払いしなくては😭
