靴下の商品開発は、アナログの時代には企画しデザインしてからファーストサンプルを作成するのに非常に大変で時間も掛かりました。
そして下の動画でも説明していますが、ファーストサンプルで思った通りの商品が出来上がる事は殆ど無く、そのサンプルを修正するのにも編機の調整に時間を要していました。
この島精機さんのデザインシステムは、一般的によく使用されている糸の情報は既に入力されていて、新しい糸についてはスキャンして登録する事も出来るんです。
これにより企画の段階で、編機の種類とゲージ針数等を設定してBMPを作成すれば、現物のファーストサンプルに近い物を3D画像の画面で確認する事が可能になりました。
これもサンプル作成の手間と素材の無駄を減らす事が出来るのでSDGsに繋がると言う事をこの動画で説明しています。
弊社の製品は、靴下ですので、この動画とは編む製品が違いますが、デザインシステムとホールガーメント編機そして考え方は同じだと思い動画をアップしました。
アナログの時は大変でしたが、やはりデジタル化されて効率が非常に良くなりました。
今日は、久しぶりに上海スタッフとの仕事のやりとりで、日本人と中国人の感覚に違いで気を付けなければならない事を思い出しました。
それは、、、中国人がよく使う言葉に「差不多」chabuduoと言うのですが、直訳すると「ほとんど違いません」なのですが、
この感覚が、日本人の許容範囲と中国人の許容範囲が大きく違うので、ビジネスでは気を付けないと大変な事になるんです。
例えば、出来上がったサンプルどうですか?と聞くと返答は、相手の工場はちょっと違っているのをある程度分かっていても「没问题,差不多,差不多」と答えます。(問題ない殆ど一緒)
今日は、上海スタッフと日本スタッフのグループチャットで、靴下に付ける刺繍のやりとりで、これに近い内容のやりとりを発見したので、日本スタッフに説明してあげました。
私は、20年前頃この言葉に騙されて何度も騙され失敗しました。