テレビのニュースで、中国本土や香港にある日本料理店が、福島原発事故の風評被害により厳しい状況に置かれていると連日報道されています。
それを見るたびに、正直、複雑な気持ちになります。
「なぜ、検査体制がこれほど厳しい日本の食材を食べられないと言うのか?」 日本から輸出される食品は、放射線検査をはじめとする厳格な基準をクリアしたものだけです。
各社も安全性を確認したうえで出荷しています。 一方で、中国国内の食品安全問題はこれまでもたびたび報道されてきました。
地方のレストランでは衛生管理が十分とは言えないケースもあるのが現実です。
私自身、驚くような光景を目にしたこともあります。
それでも、多くの方が日常的に国内の飲食店を利用しているのは、「慣れ」や「情報の受け取り方」の違いもあるのでしょう。
不安な気持ちは理解できます。
しかし、事実に基づかない過剰な反応や噂が広がることで、真面目に営業している日本料理店や、誠実に商売をしている人たちが苦しむのはとても残念なことです。
日本の食品は、世界でもトップクラスの品質管理体制のもとで生産されています。
冷静に、科学的なデータをもとに判断してほしいと思います。 感情ではなく事実で。 風評ではなくデータで。
日中どちらで商売をしている立場としても、 正しい情報が広まり、安心して食事ができる環境が戻ることを願っています。