あと2ヶ月足らずで、現在の奈良工場(奈良県葛城市)から新工場への引越しが始まります。
2011年に操業を開始したこの工場は、15年間にわたり三笠のものづくりを支えてくれました。
数多くのお客様の商品を生産し、多くの社員がここで技術を磨き、成長してきました。
私にとっても思い出の詰まった大切な工場です。
工場の移転が近づくにつれ、「今の姿をしっかり記録として残しておきたい」という思いが強くなり、本日、奈良工場1階の様子を動画で撮影し、YouTubeにアップしました。
振り返ってみると、2011年に工場を開設した当時の動画は無く、写真もわずかしかありません。
当時は目の前の仕事に追われ、記録を残すという発想があまりありませんでしたが、今になってみると少し後悔しています。
だからこそ今回は、新工場への移転前に現在の工場の姿をできるだけ残しておこうと思いました。
数年後、数十年後にこの動画を見返した時、「ここから三笠の新しい挑戦が始まったんだな」と振り返ることができれば嬉しく思います。
ぜひ現在の奈良工場の様子をご覧ください。
最後に少しだけ、ものづくり企業の社長としてのぼやきです。
最近の円安には本当に頭を悩ませています。 2011年に奈良工場を開設した当時、1ドルは80円台でした。
それが今では160円を超える水準になることもあり、当時と比べると実に約2倍です。
これだけ為替が変動すると、当然ながら原材料価格も大きな影響を受けます。
靴下の主原料である綿、絹、ウールなどは、現在その多くを海外からの輸入に頼っています。
また、弊社が取り扱う海外生産の商品についても、円安は直接利益を圧迫します。
かつて日本国内で生産されていた原料や製品が、長い年月をかけて海外依存へと移行してきた結果、その影響を強く受ける構造になってしまいました。
だからこそ今、日本のものづくりを残していくことの重要性を改めて感じています。
もちろん厳しい環境ではありますが、ありがたいことに三笠の売上は順調に伸びています。
お客様、お取引先様、そして日々頑張ってくれている社員の皆さんのおかげです。
円安にも負けず、新工場の完成を一つの節目として、これからも日本の靴下づくりを未来へつないでいきたいと思います。
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