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靴下業界 - 靴下・ソックス・ストッキングの製造販売 株式会社 三笠

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  • 奈良靴下産地の現状と再生への課題

    作成日2024年01月31日(水)

    私が、奈良の大和高田市に新工場を建設するにあたってずっと考え悩んでいる靴下産地の再生という事です。

    「奈良靴下産地の現状と再生への課題」という日本大学の山本篤民さんの論文と商大ビジネスレビューの安部桂一さんの「靴下産業の産地再生に向けた一考察 — 今治タオルとの比較を通して —」を読ませて頂きました。

    非常に勉強になり参考になる内容でした。

    微力ながら、色々とチャレンジして産地の再生する活動を色々と試してみようと思います。

    この論文をChat GPT4.0に分析させた内容は以下の通りでした。

    1.新素材や技術の導入: 革新的な素材や生産技術を採用し、製品の差別化と品質向上を図る。

    2.ブランド化とマーケティングの強化: 地域ブランドの確立と効果的なマーケティング戦略で、国内外の市場における認知度を高める。

    3.流通経路の多様化: 直販店の開設やオンライン販売など、多様な販売チャネルを開拓する。

    4.地域産業としての連携強化: 産地組合を中心とした産業全体の協力体制を築き、共同でのプロモーションや技術開発を進める。

    5小規模企業の支援: 小規模企業が直面する資金調達や技術開発の課題を、産地組合や地方自治体がサポートする体制を整える

    というアドバイスを頂きました。

    kutsushitajp

    このグラフと円安は、奈良県の靴下産地が世界へ進出するのに今がチャンスなんです。

    私が読んで思った事をあえて書かせて頂きます。

    論文にも書いてあるこの部分「OEM が主流であり、集積 内での各企業間のヨコの繋がりよりも、産地外の問屋、商社等と産地内の各企業との タテの繋がりが強化されていったと考える。

    すなわち、集積内のヨコの関係とは、組合員同士の関係のことを言うのであるが、同 じ組合に属していても、組合員同士の関係はある意味、競争相手(ライバル)に当たる ので、他の組合員に顔を合わせてもその組合員に対して、自社の手の内は見せないで あろう。」

    ご指摘の通り、OEM生産が主流である現状では、各企業間の縦のつながりが強化されており、同じ組合内でも競争関係にあるため、情報共有が限定的であることが問題だと感じます。

    奈良県内の広陵町と大和高田市では靴下生産が盛んですが、現状では広陵町が「日本一の靴下の街」として自治体レベルで強く推進されている一方、奈良県靴下工業組合も「日本一の靴下の産地奈良」として宣伝しています。

    このように、地域ごとの個別の取り組みではなく、「靴下の街奈良」としての統一されたブランド化への移行、そして県全体での連携と協力を深めることが、靴下産業全体の強化に繋がるという視点は重要です。

    組合員同士が競争を超えて協力する体制の構築が、産業全体の強化に寄与すると感じました。

    他県出身の新参組合員としての意見を書かせて頂きました。🙇

  • 日本靴下協会の賀詞交歓会

    作成日2023年01月28日(土)

    昨日は、大阪の綿業会館にて行われた日本靴下協会の情報交換会・セミナー・賀詞交歓会に出席させて頂きました。

    コロナの影響で、暫く賀詞交歓会は行われていませんでしたが、会員企業と賛助会員企業が集まって行われました。

    食事は無しで、乾杯の飲み物だけでの歓談でしたが、業界の色々な方々と久しぶりにお話が出来て良かったです。

    セミナーは、株式会社 Henge 代表取締役 廣田 周作さんで、「世界のマーケターは、いま何を考えているのか?」というテーマの講演で、世界でどのようにして時代が変化しているのかを的確捉えたプレゼンはとても勉強になりました。

    tagaito

    この写真は、弊社の奈良工場長 田垣内で、靴下ソムリエの資格を取得しています。

    「靴下ソムリエ資格認定制度」は、靴下についての「歴史」「生産・技術」「製品」など豊富な知識を持ち、消費者に靴下の魅力や価値を正しく伝えることができる伝道師的な人材を育成することを目的としています。「靴下ソムリエ」資格を通じて、靴下産業が長年培ってきた靴下文化の更なる普及と発展、国産の「靴下ファン」の拡大に繋げることを目的としています。