中国で原発事故の報道をきっかけに、根拠のない噂が広がり、思わぬ影響が出ています。
東京・横浜向けのコンテナ船が出航を見合わせるケースが出ており、 「特別料金を払えば出航する」「名古屋行きなら可能」など、混乱した状況になっています。
さらに「海が放射線で汚染され、塩が食べられなくなる」といったデマが広まり、 上海各地で塩や醤油、海藻類が飛ぶように売れ、品切れが続出しているとのこと。
市民の間で、“今のうちに買いだめを”という心理が働いたようです。
地震の少ない中国沿岸部から日本へ観光に来て震災を体験し帰国した人の中には、 強いショックを受け、状況を過剰に表現して伝えてしまうケースもあるようです。
日本人にとってはある程度慣れている地震ですが、 中国沿岸部では四川大地震の際に初めて震度3を体験したという方も多く、 その時もビルから一斉に避難し、公園で半日待機するほどの出来事だったと聞きます。
現在、日本行きの観光ビザ申請もほぼゼロに近いという報道もあり、 経済や物流、観光業への影響は小さくありません。
だからこそ、今必要なのは冷静で正確な情報です。
不安は不安を呼び、噂は一瞬で国境を越えます。 感情的な情報ではなく、事実に基づいた発信が求められています。
私たちも、日中双方で事業を行う立場として、 正しい情報を見極め、冷静に対応していきたいと思います。
不安に振り回されるのではなく、 理性を持って行動することが、今一番大切なことだと感じています。